kyoneco’s blog

教育、数学、統計といったテーマについて考えていきます

本屋での体験 代理体験

最近本屋に関する面白い記事を読みました。

https://omocoro.jp/kiji/358099/

 

本屋に行くことは身近で経験できる文化的な活動と言えます。何か読みたい本があらかじめ決まっていてそれを探しに行き買うことがメインかもしれません。それ以外にも何も目的なく新しい本や雑誌との出会いを求めていくこともあります。上記の記事では後者の体験について大きな本屋での体験をRPGゲームのようにとらえてライター達の感じることやそれぞれの思いがかかれています。

大きな本屋はたくさんの本が並んでいます。どのように本を配置するかやきた人の興味を引くようにポップを置いたりするのも書店員の仕事です。書店員の考えていることも上記記事で語られていて興味深いです。立場を変えてもしくは相手の立場になってみて考えるというのは大切なことで自分目線だけではえられないまたは見えてこない視点がみえてきます。

小説を読んだりすることは想像の世界ではありますが主人公などに感情移入することであたかもそのひとになってその人の体験できるという経験です。本を読むことの効用としてこの代理体験はよく挙げられるものです。他者の気持ちを想像したり、なりきったりできる経験は他者とのコミュニケーションに役立ちます。他者が何をどう考えているのかそしてそれにどのように対応してその結果どういうことになったかというのはまさに一連のコミュニケーションの過程を体験することに他なりません。相手の気持ちを慮って対応しましょうと軽々しくいわれてもできません。でも現実世界で多くの人とコミュニケーションをとって実践できるかといえばそれも難しいです。小説などを通した代理体験によりそういったコミュニケーション能力というべきものが育まれるのでしょう。これについて芦田愛菜さんはよくネットでは人生2週目などといわれるように年齢に見合わないほどのコミュニケーションと深い見識をかんじます。特に対談形式のインタビュー記事では本当に上手に話を聞いて、話を聞き出している姿に関心します。彼女は幼少期から絵本をたくさん読んでいたようです。また役者であるため自分ではない他者を演じのが仕事です。この人生2週目といわれるほどの対応力は幼いときからのこういった活動からもたらされているのかもしれません。