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教育、数学、統計といったテーマについて考えていきます

東大理III合格者の勉強法


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最近Youtubeなどで東大理III合格者の勉強法について複数人みる機会がありました。
そのなかで共通する要素を抽出しまとめます。

 

東大理III合格者の背景ですが、難関中高一貫校卒業者が多数を占めています。中学受験を経ているということです。もともとのいわゆる地頭のよさをもっている人が多いのでしょう。また、中学受験は小3〜4年から勉強を開始することがほとんどで、塾に通うのも普通です。勉強の習慣としては、少なくとも10歳ごろからみっちりやっているということです。中学受験時の算数としてのトレーニングもおそらくその後の大学受験にも好影響を与えていると考えられます。図形問題や整数問題といった部分は大学受験にも共通していますし、より幼いころからはじめたこういった数や量に対するトレーニングは有効な可能性があります。

 

難関中学に入学後は、都心であれば中学1年から鉄緑会などの塾に通うことが多いようです。東大合格を第一の目標としている塾でありその東大入試対策へのノウハウは他に引けをとらないでしょう。進度はかなり早いようで高1までには数学全範囲が終わるようなカリキュラムだそうです。この塾に通っていない方の体験談でも、数学を早い段階で高校の範囲を終わらせておくことが重要といわれていました。英語に関しても単語力の強化やリスニングについても高校1年にはかなり完成するくらいに集中してやっているようです。

 

大受験の要は英語と数学であり、これを早期に高いレベルにもっていくことが要求されます。一般的に時間をとらえる英語と数学を高1というはやい段階である程度のレベルにしておくことは不可欠のようです。

 

東大理3入試では国語が出題されます。合格者達は差はあまりつかないということが多いですが、その人たちのなかには、直接点数に反映されていない部分でも総合的な学力といった目にみえず、点数化できない部分で国語力が効いているという人もいました。

この点については納得するところで、正しく問題文を読んだり、教科書を理解し、内容を把握すること、学習内容を理解し要約する力、国語以外での試験における記述問題での文章構築能力といった部分は確かな国語力が必要だと思います。