統計検定準1級合格 勉強方法 体験記
統計検定準1級合格しました。
最近ではデータサイエンス等がよくもてはやされています。
機械学習などの個々の方法については、マニュアル本を読めばすぐに実装することができます。しかし、マニュアル本そのままのことを行うのでは、なぜそれをつかうのかや数学的な背景を知らないで使うことになります。パッケージやここのコードの変化によって容易に再現できなくなってしまう危険性があるのです。
したがって、そういった技術の最も基本的、基礎的な部分を理解し運用することが大切だと思います。
データサイエンス自体は今後もますますそれができる人材が求められるようになっていきます。数学的に確かな基盤のある人材は多くはないように思います。
数学的な事実や数式はかわりません。確かな知識となってその後もずっと行動を支えていく力になると思います。
こういったことを考えたので数学の勉強特に、統計学を勉強しています。数学のなかでも応用性がたかく、すぐに実務に応用できる分野です。なにより学習していて楽しいと感じることができる分野です。
今回合格できたのでその詳細について、体験記として残して置こうと考えました。
まず、検定試験ですので、合格の目標が明確です。いまでは統計検定準1級はCBT試験のみです。合格基準は60%以上となっています。もともとPBT試験のときは論述がありましたが、CBT試験となったためにそれはなくなりました。
出題範囲も明確です。統計検定のホームページにのっています。検定試験ですので基本的にまんべんなくでます。
必要な勉強時間はその人の数学的な背景によると思いますが、理系で大学で統計学の授業を受けた経験のある人でも、結構勉強時間は必要です。
試験まで3ヶ月程度の期間で、300時間ほど要しました。8割以上の得点は取れました。
合格だけが目標であればもっと少ない時間で合格できていたと思います。
勉強方法としては、王道である、公式の教科書と過去問題集を解きました。
日本統計学会公式認定 統計検定準1級対応 統計学実践ワークブック
ページ352 ISBN 978-4-7806-0852-6 発 行 2020年05月
公式の教科書であるこの本は大変良書に思います。試験範囲の全範囲を網羅しています。例題形式で学習でき試験の点数に直結した学習ができます。少なくとも2週はし過去問題集をやっていくうちにうろ覚えの部分など都度みかえしました。
過去問題集
日本統計学会公式認定 統計検定 準1級 公式問題集 単行本(ソフトカバー) – 2021/11/11
を2週はしました。
ほかの本も読みましたが、熟読して試験の点数につながったのは上記2冊です。
とても広い範囲にわたりますがその分、あ、これ知っているといった機会が増えてそこから学習につながるようになりました。
次は統計検定1級合格を目指して学習を継続していきたいと思います。