授業を活用することの重要性
生徒や学生は学校での滞在時間は一日のなかで大きな部分を占めます。例えば中学では、年間1200時間は授業に時間をつかっているのが普通のようです。この授業に使っている時間は決して少なくないのです。
365 * 24 = 8760 h
1日のうち生命維持に必要な時間 =睡眠、食事、衛生+α=7H、1.5H,1H、0.5H = 10H
と考えると、
一日14時間が自由に活動できる時間です。
1年で自由に活動できる時間は、365 * 14 = 5110 h
ですから、
この時間を授業につかっているのであれば、おおざっぱにみつもって、
25%程度はつかっています。つまり1年間に自由につかえる時間の1/4は授業時間にあてているのです。
この膨大な時間を活かせないということは相当な損失です。逆に、きちんと活用できている人とそうでない人と比較すると大きな差が開いてしまうということを意味しています。
もちろん、この授業時間がすべて大学受験などの試験対策に直結しているわけではありません。入試で選択しない科目やそもそも入試として科目のないものもあるためです。だとしても、例えば大学入試の主要科目である、英語、数学の授業時間に関しては関連がもちろんあるわけです。
では、少なくとも、基礎科目である英語と数学に関して、授業を活かして、学力の向上や大学入試への対応力強化をはかるにはどのようにしたらよいのでしょうか。
そこで、授業というものをまず一から考え直して考察していきたいと思います。