kyoneco’s blog

教育、数学、統計といったテーマについて考えていきます

教育と計画性

教育というのは計画性が重要です。時間の使い方によって成果の出方が大きく変わります。つまり、目の前のことをただこなすということだけでは成果を上げるには不十分なことが多いです。しかしながら、義務教育においては、そういったことは意識されず教えられることは少ないと思います。学校の先生は何十人もの生徒を相手にしなければならず、各個人の方向性を見出して、それらにあった授業計画や勉強の計画をたてることは時間的にも困難です。学校の先生ができることは、学習指導要領にそった、万人向けの内容を授業することなのです。画一化された授業である程度のレベルには到達することはできますが、生徒個人の方向性やなりたいことに特化したことは教えていないため、モチベーションに関わることがあります。こういう背景があるため、親がその子の方向性を見出し、学校の授業を「活かし」て長期的な計画をすすめていくといった観点が重要になります。

こういった観点で、東大理3に子を入学させた親というのはもてはやされる理由がわかる気がします。こういった育児などの軌跡は様々な出版社からでていますが、それを完全に真似することは一般的な人には難しいと思います。しかし、一般の人の教育のなかに取り入れることで価値のあるものとして、大きな目標をたて(例えば、東大入る)、そこから逆算し、進学校選び、幼少期の教育・育児というように考え抜いている点です。ある程度学年がすすむと親が教えられる内容には制限がでてくるのは必然であり、そこは塾や学校に任せてもよいと思います。その一方、習いごとや塾や学習過程のスケジュール管理について、徹底して管理しておりこどもの負担を減らし勉強に集中させている点が評価でき、取り入れることのできる部分と思います。